月美容で毎日をご機嫌に！
月の満ち欠けが及ぼす
体調の変化とおすすめの過ごし方。

夜空に浮かぶ月。月を詠んだ歌や詩が多く残されていることからも想像できるように、日ごと、時間ごとによって刻々と姿を変えるその姿に、人は想いを馳せ、魅了されてきたのでしょう。
広い宇宙のなか、地球の一番近いところをまわり続けている月。
その月が地球に与える影響力は、古来より農業や漁など、さまざまな分野で活用されてきました。月には引力があるほか、その秘められたパワーにはさまざまな言い伝えが残されています。
今回は、わたしたちの心身に影響を与える月の神秘と、満ち欠けに合わせた過ごし方についてご紹介します。 月は新月から満月までを29.5日のサイクルで繰り返しており、満ちるほどにエネルギーが強くなるといわれています。

このサイクルは女性の生理周期や肌のターンオーバーのサイクルと似ており、自然界におけるリズムの共通性を感じます。

また、海を眺めていると、潮の満ち引きがはっきりと見てとれますが、潮の満ち引きは、月や太陽の重力が地球の海に与える影響によって生じます。

上弦や下弦の月の時には小潮となり、月、地球、太陽が一直線に並ぶ新月や満月の時期には、大潮が発生するなど、月の満ち欠けが与える影響の大きさを感じることができます。

わたしたち人間の身体も約60％が水分で出来ています。潮があのように満ちたり引いたりを繰り返すのなら、わたしたちの体に月の満ち欠けによる影響があっても何ら不思議ではありません。

気持ちの変化を感じる時、ふと月を見ると満月がきれいに輝いていた・・・そんな経験はありませんか？

月の満ち欠けと体調の変化には、科学的な裏付けがあるわけではありません。しかし、月の満ち欠けを意識した「月美容」を取り入れて自然のリズムと調和することで、よりご機嫌な毎日を過ごすことができるかもしれません。 新月はスタートや真新しさを、上弦の月は成長や繁栄を、満月は完成やゴールを、下弦の月はリセットを象徴します。

このサイクルを知ったうえで日々を過ごしていると、あれ？と感じる気持ちの高ぶりや、ふとした瞬間の落ち込みなども、自然の大きな流れの一部なのだと捉えることができ、気持ちが軽くなったりするものです。

宇宙の偉大なバイオリズムに身をまかせながらも、ちょっぴり上手く過ごさせてくれるアイテムと方法で、新月から満月までのサイクルを軽やかに過ごしてみてはいかがでしょうか。 月の満ち欠けのスタートとなる新月は、浄化やリセットのエネルギーが強くなる日です。

新しいことに挑戦するのに最適な時期でもあり、目標を定めるのにも適しているのが新月。達成したいことを紙に書き出してみるのもおすすめです。

スクラブやクレイパックなど、古いものを取り除きすっきりと浄化するスペシャルケアを行いましょう。気持ちとからだをリセットして、明日からまた新しいエネルギーを吸収できるように心身を整えましょう。 上弦の月とは、新月から徐々に月が満ちていき、満月になるまでの間に見られる月です。

右側半分が輝いて見える上弦の月は、エネルギーを蓄え吸収する時期とされています。行動力が高まり、望みをかなえるパワーが強まる上弦の月の期間は、目標へ向けて行動するのに適しています。

満月に向かって少しずつ体のエネルギーが増え、体調もよく感じられる時期です。上弦の月の期間は美容成分の吸収も強まるため、スキンケアではいつものベーシックケアに加えて美容液などを取り入れて、効率よく肌に美容成分を与えるのがおすすめです。 月が満ちる満月は完成や達成、ゴールを象徴します。月の引力が最も高まるため、感情の高ぶりが目立つ時期でもあります。

些細なことにイライラしたり、逆に気分が沈んでしまうこともあるかもしれません。色々なものを蓄え、溜め込んでいる心身は、普段よりむくみやダルさが気になることも。

そのようなときは無理をせず、お気に入りのアロマを漂わせてゆっくりと休息をとるのがおすすめです。吸収力が高まるので、栄養価が高い野菜や果物などビタミンやミネラルなどの栄養をたっぷりと摂り、マッサージなどのスペシャルケアや、普段よりもリッチなボディケアで“満たす”ケアを取り入れてみてください。 満月の状態から徐々に欠けていき、新月を迎えるまでの間に見られるのが下弦の月です。

だんだんと欠けていく月のように、私たちの心身もデトックスにぴったりの時期には、半身浴や、リンパマッサージなどがおすすめです。

また、心のデトックスとして瞑想やジャーナリングで溜まった感情と向き合うのもおすすめです。心身ともに老廃物を排出することを意識して、新月に向けてリセットしていくようなケアを取り入れてみましょう。